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顎関節症にお悩みの方へ

  • 執筆者の写真: 柾行 神田
    柾行 神田
  • 4月25日
  • 読了時間: 7分

顎関節症は、顎の関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に不調が起こることで、口の開閉に違和感や痛みを感じる症状の総称です。近年では、ストレス過多や姿勢不良、食生活など、さまざまな要因が複雑に絡み合って顎関節症になるケースが増えています。

顎関節症の原因や放置した場合のリスク、セルフケアの方法、そして千鳥町鍼灸整骨院が提供する施術アプローチについて詳しく解説します。顎や口周辺の違和感に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。


顎関節症に悩む女性

顎関節症の主な原因と背景

顎関節症は、顎の関節(顎関節)や咀嚼筋に大きな負荷がかかることで起こります。口の開け閉め時に痛みやカクカクした音が出たり、顎が外れやすい状態になるなど、症状は多岐にわたります。ここでは、顎関節症の主な原因や背景を把握しながら、そのメカニズムを理解していきましょう。


◼︎ストレスとの関連

日常生活で抱えるストレスは、顎関節症の大きな要因の一つです。ストレスが多いと、無意識のうちに顎の周りの筋肉が緊張しやすくなります。たとえば、就寝中に歯ぎしりや食いしばりを頻繁に行う方は、顎関節や咀嚼筋に余計な負荷がかかり、慢性的な痛みや疲労の蓄積を招きやすくなります。

こうした精神的な要素と身体的な要素が絡み合うことで、顎関節症の発症や悪化につながるのです。


◼︎日常生活で起こる要因

顎関節症は、必ずしも特殊な状況下だけで起こるわけではありません。たとえば、以下のような日常的な習慣が原因となり得ます。

  • 硬い物を好んで食べる習慣 柿の種やナッツなどの硬い食品を頻繁に食べると、顎に強い力が加わり、関節や筋肉が疲労しやすくなります。

  • 長時間の同じ姿勢や猫背 パソコン作業やスマートフォンの使用で前傾姿勢や猫背が続くと、頭部の重心がズレ、顎関節に負担がかかる場合があります。

  • 頬杖をつく・片側ばかりで噛む 日々の何気ない癖として、常に片側ばかりで噛んだり、頬杖をつく習慣があると、顎関節や咀嚼筋への負荷が偏りやすくなり、顎関節症を誘発しやすい状態になるのです。


現代生活と顎関節症リスク

現代社会では、顎関節症のリスクを高める要因が増えています。忙しい日々の中でのストレスや、姿勢の乱れ、柔らかいもの中心の食事などが影響し、顎関節への負荷が蓄積されるのです。


◼︎ストレス社会と歯ぎしり・食いしばり

仕事や人間関係などのストレスが多いと、睡眠中や無意識のタイミングで歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことがあります。これらの行為は、顎関節や咀嚼筋に相当な負荷を与えるため、顎関節症の発症や悪化につながりやすいのです。


◼︎偏った姿勢と筋力の低下

デスクワークやスマートフォンの操作など、頭部や首に負担がかかる姿勢が続くと、首や肩、背中周りの筋肉のバランスが乱れます。頭部の重心が前方に傾くことで、顎関節にも影響が及びやすくなるのです。

また、運動不足による筋力低下も相まって、顎関節を支える咀嚼筋や周囲の組織が疲弊しやすくなります。


顎関節症を放置するとどうなる?

顎関節症は一時的に痛みが和らいだように見えても、適切なケアを行わなければ徐々に慢性化していくケースが少なくありません。放置すると、顎関節周りだけでなく、全身のバランスにまで影響を及ぼすことがあります。


◼︎慢性化と動作機能の低下

顎関節症を放置しておくと、開口障害(口を大きく開けにくくなる)や食事中の痛み、会話時の不快感など、日常生活での不便が増していきます。さらに、咀嚼筋や顎関節の炎症が続くと、顎だけでなく首・肩こりや頭痛などの二次症状が現れることもあり、生活の質が大きく低下しかねません。


◼︎全身への影響

顎関節は、首や肩、背中などの筋肉群とも密接に関係しています。顎をかばうような姿勢が続くと、頭部や首の位置がずれて他の部位に負担がかかり、肩こりや腰痛、さらには自律神経の乱れといったトラブルを併発する可能性もあります。こうした全身的な不調を招かないためにも、顎関節症を早期にケアすることが重要です。


顎関節症を和らげるセルフケアの方法

顎関節症のセルフケアは、筋肉の緊張を緩和し、顎関節にかかる負担を減らすことが目的です。ただし、痛みが強い場合や症状が長引く場合には、まず専門家に相談し、適切な診断を受けてください。


◼︎顎周りのストレッチと軽い運動

顎関節周囲の筋肉をゆっくりとほぐすストレッチが効果的です。次のような方法を、無理のない範囲で行いましょう。

  1. 顎の開閉運動 軽く口を開け閉めし、関節が痛くない範囲で開閉幅を広げていきます。

  2. 側方移動 下顎を左右にゆっくり移動させ、筋肉を伸ばすように意識します。

痛みを感じたら無理をせず、中断することが大切です。就寝前やリラックス時に行うことで、筋肉の緊張を徐々にほぐしていきます。

噛み合わせの意識と食生活の改善

  • 柔らかい食べ物を選ぶ 顎関節に過度な負荷がかからないよう、硬い食品ばかりを避け、柔らかめの食材を中心にした食事を心がけるとよいでしょう。

  • 噛み方を工夫する できるだけ左右均等に噛む習慣を身につけることで、特定の側ばかりに負担がかかるのを防ぎます。


ストレスマネジメントとリラクゼーション

ストレスからくる歯ぎしり・食いしばりを軽減するには、心身のリラクゼーションが欠かせません。深呼吸や軽い運動、入浴などでリラックスし、睡眠の質を高めることで、就寝中の顎関節への負担を軽減できる場合があります。


千鳥町鍼灸整骨院でのサポート(顎関節症への施術アプローチ)

顎関節症が慢性化している、あるいはセルフケアだけでは改善が見られない場合には、専門家の助けを借りることが早期回復と再発防止への近道です。千鳥町鍼灸整骨院では、顎関節症の症状や生活習慣を踏まえ、根本的な原因にアプローチする施術を行っています。


◼︎丁寧なカウンセリングと原因の特定

最初に、顎関節症がいつ頃から、どのような状況で起きたのかを詳しくヒアリングします。頬杖をつく習慣の有無や、歯ぎしり・食いしばりの傾向、食生活などを確認し、痛みの根本原因を突き止めます。

視診や触診を行い、筋肉や関節の硬さや腫れ、噛み合わせの状態をチェックしたうえで、最適な施術方針を決定します。


◼︎痛みの緩和と炎症のケア

痛みが強い場合や炎症が見られるときには、電気治療(低周波や中周波)や超音波療法を用いて筋肉の緊張を緩和し、血流を促進します。あわせて、手技療法によるマッサージやアプローチで咀嚼筋をほぐし、顎関節周囲の動きを改善。症状の悪化を防ぎながら、早期の痛み緩和を目指します。


◼︎全身のバランス調整

顎関節症は顎周辺だけが原因とは限りません。姿勢や骨盤の歪みがあると、頭部・首の位置がずれて顎関節に負担をかける場合も多々あります。そこで、千鳥町鍼灸整骨院では姿勢や骨盤の調整も行い、全身のバランスを整えることで顎への負荷を軽減します。再発を防ぐために、インナーマッスルの強化や正しい姿勢を維持するためのアドバイスも行います。


◼︎セルフケアの指導と予防策の提案

施術効果を持続させるためには、日常生活でのセルフケアが不可欠です。千鳥町鍼灸整骨院では、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせて、家で行える顎のストレッチや、食いしばりを予防するリラックス法、食事内容の工夫などを具体的に指導します。

正しい知識を身につけることで、再発リスクを大幅に下げ、快適な生活を長く維持できるでしょう。


まとめ

顎関節症は、食事や会話などの日常生活で欠かせない「口の開閉動作」に支障をきたすだけでなく、頭痛や肩こりなど全身にも悪影響を及ぼす可能性のある症状です。


痛みや違和感が一時的におさまったとしても、放置すると慢性化したり、再び強い症状が出るリスクが高まります。歯ぎしりや食いしばり、姿勢の悪化などが原因の場合、根本的な対策を講じない限り、再発の恐れがあることも覚えておきましょう。


まずはセルフケアとして、顎周辺のストレッチや柔らかい食事、ストレスマネジメントなどを実践し、症状の悪化を防ぐことが大切です。しかし、痛みや開閉障害が続く、あるいは何度も繰り返す場合には、専門家による適切な検査と施術を受けることで、根本からの改善を目指すことをおすすめします。千鳥町鍼灸整骨院では、顎関節症の原因を丁寧に特定し、痛みの軽減や再発防止に向けたサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。


顎の不調を改善し、日常生活や食事、会話を思い切り楽しむためにも、早期のケアと正しいアプローチで健康な顎を取り戻していきましょう。


 
 
 

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